すぎやまこういち氏、ご逝去

ありがとう、すぎやまこういち

こんばんは、千星華です。
既に皆さんも知ってると思いますが、DQシリーズなどの数々の楽曲を手掛けたすぎやまこういちさんがお亡くなりになりました。享年90歳。
現在開発中のDQ12が最期の仕事となりました。
各界の著名人も追悼メッセージを上げてます。追いかけてみたら意外な人や繋がりがあって驚き。

DQコンサートは友人に誘われて行くのが主でしたが、その中で一番印象が強いのは「第30回ファミリークラシックコンサート~ドラゴンクエストの世界~」でした。
ギネス認定式で盾をもらった時、「もうちょっとおじいちゃんしないとダメですかね?w」なお茶目っぷりをいまだに覚えてます。
本人はそうそう簡単に亡くなるつもりも作曲もやめるつもりはないのを感じました。
千星華も「DQ12完成までは生きてると思う」とぼんやりと思ってましたね。

 

すぎやま氏の作品を一つ上げろと言われても選べない。

そういう人は多いと思います。自分も同じ。
それでも上げろと言われたら、間違いなくFC版のDQ3アレフガルドを上げます。
聞いたのは幼稚園の頃ですが、あの曲の「綺麗さ」は本当に素晴らしかった。
今の時代の音楽に引けもとらない。それくらいの感動がありました。

あと一つ上げるとして、DQ4のジプシーの旅。
基本自分は原曲(ここではFC版)派ですが、DSでもう一度プレイした時「このアレンジもいいなあ」と思った曲なんです。
踊り子&占い師の艶やかさを出している原曲、旅するジプシーの哀愁を感じるアレンジ。両方とも素晴らしいと思いました。

そしてすぎやま氏の最大の魅力と言えば「オーケストラ映え」することだと思います。

FCでも十分に活きている曲を書く人でもありますが、実際にオーケストラで聞くとまた別の活きた曲へと変わる。そんな曲が多かったのです。
それを強く感じたのはDQ10の「刃の旋律」。
ベータテスト版ではシンセサイザー版だったので気が抜けるような感じだったのですが、オーケストラでこれを聞いた時「全然違う!」と心から思ったのです。
まあ自分はそうそうオーケストラ行かないのですが、それでも凄さを感じるのはすぎやま氏の曲が素晴らしいという事なんですね。

 

もうすぎやんの新曲を聞くことはできません。
それでも彼の残した曲は様々なジャンルにあり続けてくれます。
一生忘れられない名曲を残してくれた偉人に、ありがとうを。

ありがとう、すぎやまこういち

そしてどうか安らかに。
ご冥福をお祈りします。