フォーチュン・クエスト最終巻読みました ~シリーズの魅力~

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こんばんは、千星華です。

晴れるかなと思ってたら雨が降ったりやんだりで、傘手放せなくて困りました。
 
健康診断で視力で注意されたので、眼鏡ショップでレンズを見てもらう事に。
結果、それほど視力は落ちてないと判断されました。
多分その時体調が悪かったのと、自分が機械操作にミスったんだろうなと。
機械操作での検診って楽だけど、操作ミスったらその分結果に出るので困ったもんです。
 
今日は本の感想について。
最近は追いかけるのやめてたんですが、本屋で見かけてつい買ってしまいました。
 
フォーチュン・クエストの最終巻がとうとう出ました。
2週間ぐらい前に出てたんですねえ。もっと早く気づいてたら感想記事書いてたのに。
 
無印→新→2と続いてましたが、2の途中から積読状態でもう読まないかなと思って追うのやめてました。
発刊がのんびりペースだったから、出ても気づいてなかったというのもあります。
 
 
フォーチュンはとても読みやすく、自分にとってお勧めファンタジー作品の1つです。
その魅力は「全然背伸びしていない」というところ。
無印時代からずっと貫いていた部分でしょう。
 
パステルたちは解りやすいチート部分もとびぬけた部分もなく、人並みの悩みを抱えたごく普通の冒険者です。
(強いて言うならクレイの家系が有名なぐらい)
そんな彼女たちに降りかかる難題を、PTや協力者と共に乗り越える。そんな流れを最後まで続けていました。
(最終巻では、彼女たちが今まで築いてきた努力や絆の集大成そのもので、長く付き合ってきた人たちにとっては嬉しい終わり方だったと思います)
 
昨今のラノベはチートやらハーレムやらで、「とにかく解りやすいウリ」を目立たせたものが多いです。
そんな中ごくごく普通なフォーチュンは、肩の力を抜いてのんびりと読めると思います。
 
 
もう一つの魅力として「解りやすさ」があげられます。
無印時代は、物語のキャラクターが自身のスキルやパラメータを目視することはできず、地の文でも「凄腕の~」「一流の~」などで説明していました。
ですがフォーチュンでは、それを解りやすく「冒険者カード」という形で目視できるようにしています。
これにより、パステルたちを始めとした冒険者の力を簡単に説明することができるのと同時に、単純なLV=冒険者としての実力ではないという説明にもなるわけです。
 
また「冒険者支援グループ」を始めとした現実世界とリンクしやすい部分をふんだんに取り入れているところも、世界観を解りやすくしている部分です。
ファンタジー部分をファンタジーで誤魔化さず、現実世界から解りやすいものを引っ張ってくることで「なるほど!」と納得しやすくなるわけです。
 
 
 
んで、最終巻なんですが。
これは途中で書いた「今までパステルたちが築いてきた絆の集大成」そのものでした。
 
オールスターとはいかないけれど、途中途中で出てくる人たちが「そういえばいたね!」「そんな事あったね!」と思わせるものばかりで、どれ一つ欠けてもエンディングへと繋がらなかった。
最終巻として100点の終わり方でした。
 
 
というわけで、自分が読んでたシリーズものについて書いてみました。
無印から2まで、ずっと等身大な主人公たちが四苦八苦しつつも困難を乗り越えるという展開を続け、ちゃんとエンディングを迎えたいいシリーズでした。
皆さんも是非とも読んでみてくださいな。
 
それではノシ