カネトルティアな世界・1

鼻くそ付けのプロ

ふうせん三姉妹のRMT講座が出てタイムリーな話題ですが、やはり個人的にもこれは語りたいなと。
あくまで千星華としての意見であり、職人に関してはほとんどノータッチなので、妄想も入ってます。


まず、アストルティアはカネトルティアなのか。これに関して、千星華は「カネトルティアである」と思います。
無論、悪い意味での金ばかりかかる世界ではなく、金の流通が激しく量も多いという意味で取っています。


システムが取り上げる金。主に交通費(電車・馬車・ドルセリンなど)、道具代(小瓶・聖水・ボスコイン)、アクセ合成、カジノですな。

鼻くそ付けのプロ

どんなアクセにも鼻くそを付ける事で有名な某合成師。

これに関しては、だいぶ前にニコニコ生放送で藤沢氏が語っていたように「システムが取り上げる金≧システムが寄越す金」にしないと、極度のインフレを招くという問題点があるためです。
「初心者に優しい」「誰でもいつでも入れる」を売りとしている以上、極度のインフレは絶対に避けねばならない問題です。
友達に勧められて始めたのはいいけれど、バザーに並んでいる商品が全部1万以上だった…なんて状態になったら、その時点でドラクエ10は「終わって」いるのです。
故に、日替わり討伐などで大量に金を撒く以上、何かでその金を回収しなければなりません。その大部分を担うのが、最初に上げた4つなのでしょう。


では、「システム←→プレイヤー」ではなく、「プレイヤー←→プレイヤー」の金の流通はどうでしょうか。


その前に、何故「金がかかるのか」を考えてみたいと思います。
ドラクエ10はオンラインゲームです。従来のオフラインゲームである1~9とは大きく違う点が、一つあります。

それは「リセットが効かない」という点です。

昔懐かし

懐かしの初期福引。

例えば福引き。手持ち100枚で、スライムハウスが当たる可能性は極めて低いです。
ですが、オフラインゲームならそれを引き当てる事が出来ます。単純に、出るまで延々とリセットすればいいのです。
100枚使い切ったなら、100枚使う前のデータまで巻き戻し、また100枚使ってスライムハウスを狙う。これの繰り返しで、いずれはスライムハウスが出るわけです。
(中には1枚使うたびにセーブor固定されるゲームもありますが)
オンラインゲームでは、この方法は使えません。常にセーブされている状態のため、100枚使えばそれで終わりなのです。
50枚使ったところで回線引っこ抜いて…という手も当然不可能。巻き戻ったとしても、100枚からやり直しはまず有り得ません。
つまり、スライムハウスを当てたいのなら、本当の運勝負という事になるのです。
これはスライムハウスのみでなく、全てのアイテム・武具に当てはまります。欲しいものがあるのに、リアルラックや交流問題で手が届かない。その悩みは、なるべく減らしたい。
本当に欲しい人に望みのアイテムが行く確率を上げる。そのために金が使われるのです。


では、何故「金」が使われるのか? それはモンスターにあります。
モンスター図鑑を見てみましょう。特に金の部分です。ある事に気づくはずです。


実は基本、モンスターから金を得られるのです
何だそんな事かよと言うなかれ。これはつまり「スライムを10万匹倒せば10万G手に入る」という事になるのです。
普通にプレイしていれば、必ず得られるのが金。運任せの部分を現実に近づけさせるには、金が一番確実だと言うわけですね。
まあ確実ゆえ、業者から狙われるんだけどね……。


長くなり過ぎたんで、「プレイヤー←→プレイヤー」の金の流通に関しては次にて